2020年11月:中高層木造建物の柱脚接合部の汎用設計法提案に向けた実験
(建築研究所 山﨑義弘氏の科研費プロジェクト)
中高層木造建物の普及に向けて、柱脚接合部の設計法を提案するための研究プロジェクトです。高層化すると建物は当然重くなり、柱脚にかかる軸力も大きくなります。柱脚の地震時挙動は負担する軸力によって大きく変わるため、柱脚に軸力と曲げモーメントを同時にかける実験を行っています。セットアップの都合で試験体の柱脚部を上側にセットしています。試験体の下にピン接合があり、試験体右側の鉛直材の上下にもピン接合があります。右上のジャッキで上側を水平方向左に押しています。学生の皆さんは、試験体にどのような力がかかるか、ぜひ考えてみてください。
セットアップ
ボルトの引張力による破壊
CLTの実験もあります
載荷後の壊れ方の一例
柱せん断力による破壊
CLTの右の鉛直材位置を変えてます
(曲げの)圧縮力成分による破壊
共同研究者と記念撮影